自分なりに精一杯やってるのに、他の人みたいにうまく立ち回れないし、上司や同僚とも上手にコミュケーションが取れない。なんだか会社でも浮いた存在な気がする…。
こんな風に悩んで「自分は社会不適合者なんだ」と感じてしまう人は多いです。
社会になじめないのって本当に辛いですよね…。
でも、あなたの人生をそんなに責めないであげて下さい。
社会不適合者かも…と落ち込んでる人の多くは、「今いる環境やあなたの性格が、あなたを社会不適合者へと洗脳」している可能性があるからです。
本記事では、社会不適合者だと感じてしまう理由やその苦しみから抜け出すための3つのステップを紹介しています。
本サイトの管理人:カザミといいます。
- 自他ともに認める社会不適合者の33歳・独身
- ブラック・ホワイト企業、どちらも経験するが長く続かず
- サラリーマンという生き方が合わないことに気づく
- 会社に属さないWEBライターという道でそこそこ自由に生きてる人
あなたが「社会不適合者で疲れた…」と感じてしまう4つの理由
社会不適合者とは、ずばり「社会とうまくやっていけていない人」のことを言います。
とりわけ「会社」での立ち居振る舞いがうまくいかない人が、「自分は社会不適合者だ…」と落ち込んでいるでしょう。
しかし、あなたは本当に「社会不適合者」なのでしょうか?
今いる環境や人間があなたの個性に適していないだけの可能性があります。
具体的には次の4つの理由から、社会不適合者という洗脳にかかってるだけかもしれません。
- その仕事があなたに合ってないから
- 職場の人間があなたを排除しようとしてくるから
- 他人の言葉に敏感すぎるから
- 人付き合いに大量のエネルギーを消費するから
理由① その仕事があなたに合ってないから
仕事がうまくいかない=社会不適合者だと思う人が多いです。
努力しても、頑張っても何だか他の人の様にできない…となれば、どんどん落ち込む一方。
しかし、それはあなたがその仕事に適していないだけの可能性が高いですよ。
人には仕事の向き・不向きがあるからです。
- 経理なのに、細かい数字を隅から隅まで確認して合わせるのが苦手な人
- 企画部なのに、そもそも0を1にするのができない人
- 営業なのに、顧客に売り込むのに引け目を感じてる人
自分に向いてない仕事なのに、やらざるを得ない状況だからと無理していませんか?
向いてないと、どんなに努力しても他の人に追いつかなくて、ダメ人間だ…って落ち込む「負のスパイラル」に陥ってしまうんですよ。
理由② 職場の人間があなたを排除しようとしてるから
あなたが「自分は社会不適合者で辛い」と感じる理由に、同じ職場の人が影響している可能性だってあります。
世の中には、次のような悪魔みたいな人種がいるからです。
- 自分たちのテリトリーに新しい人が入ることを嫌う人
- 自分の仕事を他人に取られるのを嫌がる人
- ターゲットを見つけて憂さ晴らしをする人
- 他人を陥れて、自分を優位に見せる人
特に、あなたがその会社や部署に入りたてなら、ターゲットになりやすいです。
「なんでできないの?」「なんでわからないの?」と、常に機嫌が悪く、質問しても「そんなの自分で考えてよ!」なんて理不尽なこと言われていませんか?
仕事は毎日のこと。
そんな人間から攻撃を受け続けていたら「自分はダメな奴なんだ…」と思い込んでしまうのです。
先に入社して仕事してる人からすると、新入社員はマウントを取れる絶好の相手だからね…。
理由③ 他人の言葉に敏感すぎるから
「社会不適合者」だと思っている人の多くは、非常に繊細で傷つきやすい心の持ち主です。
仕事でミスして、軽く先輩に注意されたら
- この世の終わりレベルに落ち込む
- 注意された日の帰り道は、何度も先輩の言葉を反芻
- 1年経ってもふとした瞬間に言われた言葉を思い出す
こんな風になっていませんか?
さらに、前のトピックでも触れたように精神的に追い詰めてくる人や「教育」と呼ぶには程遠い罵声を浴びせる人もいます。
そんな人が直属の指導者だと、あなたの「自信」と「尊厳」を少しずつ削いでいき、「社会不適合者なんだ」と強制的に洗脳されるのです。
20代の頃に勤めていた会社の先輩が精神削ってくる系でしたが、今でも言われた言葉のほとんどを覚えています。
世の中にはそんな指導者の言葉を気にせずに跳ね返す心の持ち主もいます。
しかし、社会不適合者だと思ってる人は言われたことすべてを真面目に受け取ってしまうタイプだから、疲れてしまうのです。
理由④ 人と付き合うのにエネルギーを使うタイプだから
社会不適合者だと自認してる人の多くは、とにかく人付き合いに大量のエネルギーを消費します。
理由は先述の通り、他人の言葉に敏感だからです。
変な人だと思われたくない…という気持ちがあるから、目の前の人が求める正解の答えを出そうと会話に集中して、疲れるんですよね。
しかし、社不の人が苦手なのは、一対一のコミュニケーションよりも大人数で過ごす時間。
付き合う人数が多ければ多いほど、遠慮ない言葉を投げかけてきたり、ズケズケとパーソナルスペースに入り込んできたりする人に出会う確率が上がるからですね。
会社に属している限り、必然的に人づきあいが増えエネルギーの消費が激しいため「社会人向いてないわ…」と感じることが多くなるのです。
社会不適合者の苦しみから抜け出すための3つのステップ
自分は社会不適合者だ…。と悩んでいる人の苦しみから抜け出すには「会社をやめる」、これ一択です。
他人を気にしないようにするとか、仕事をもっと頑張るとか、「マインド」「努力」でどうにかなるものでもありません。
それで楽になるなら、あなたはこのページを読んでないはず。
だって、あなたが苦しんでるのは、あなたのせいじゃなくて、あなたをとりまく仕事環境・仕事の内容・人間関係のせいだから。
だったら、その環境から抜け出せば、今あなたが抱えてる苦しみがフワッと消えてくれるということです。
「そんな簡単に辞めろなんて言うなよ…」という声が聞こえてきそうですが、もちろんそんなに簡単なことではありません。
そこで、私の事例も交えて、会社を辞めるまでの3つのステップを紹介します。
- 次の働き方・生き方を考える
- 生活費の半分を貯金して置く
- 生活コストの見直し
ステップ1 次の働き方・生き方を考える
まずは、今後どうお金を稼いでいくのかを考えてみましょう。
あまりに漠然としているので、次の質問を自分に投げかけてみてください。
あなたが「自分は社会不適合者だ」と感じる原因は何でしょう?
- 直属の上司や先輩に毎日のように注意されるから
- 仕事の〇〇な部分が苦手で辛いから
- ついに後輩に営業成績を抜かれてしまったから
その答えが「仕事の内容」なら、「職種」を変えましょう。
「特定の人」が原因なら、「職場」を変えましょう。
つまり「転職」すればいいと言うことになります。
しかし、今これを読んでる方の中には「いやいや、会社を変えても、職種を変えてもうまくいきそうにないよ!」という人もいますよね。
そんな人は、働き方が合っていないのかもしれません。
- 朝起きるのが辛い
- 人付き合いがとにかく苦手
- 責任を負うのがものすごく負担
- 細かいルールを強制されるのが苦痛
こんな風に日々感じてる人は、社会から少し離れた仕事の仕方を考えてみましょう。
詳しくは、この後の「社会不適合者の人生に疲れた人が選びたい働き方」で解説しますね。
ステップ2 生活費の半年分を貯金をする
社会不適合者と感じる苦しみから抜け出すには、会社をやめるのが手っ取り早いです。
しかし、あなたが「会社を辞めたら少しゆっくりしたい」「フリーランスに挑戦したい」と考えてるなら、貯金は絶対に必要。
最低でも生活費の半年分は用意しておきたいところですね。
理由
- 自己都合退職でもらえる「失業保険」は、辞めてから2~3ヶ月の待期期間がある。
- 貰える失業保険は90~120日分の人がほとんど。(150日分もらうには勤続20年以上必要)
つまり、半年分の貯金があれば、待期期間を含めておよそ9~11ヶ月は生き延びられます。
これだけあれば少しゆっくりしても、フリーランスに挑戦しても、心にゆとりが持てますよね。
コロナ禍以降は待機期間が2ヶ月に短縮されたのに、私はなんだかんだでタイミングがずれて、結局3ヶ月近く待ちました。
失業保険をもらうにはある一定の条件があります。
この条件を満たせない場合は、さらに3~4ヶ月分の生活費を貯めておきましょう。
▼自己都合の退職で失業保険を貰うための3つの条件
- 雇用保険に加入し、保険料を支払っている
- 離職の日までに12ヶ月以上、雇用保険に加入している
- 就労の意志と能力があり、求職活動を行っている
ステップ3 生活コストの見直し
あなたは、仕事を何のために無理して続けていますか?
ほとんどの人は第一に「生活のため」と答えるでしょう。
会社を辞めるには、お金の心配が付いて回ります。(働きながら次の転職先を見つけるなら気にしなくてOKですが)
お金の心配を少しでも減らすには、支出を減らすのが大切です。
支出が減れば、貯金の減るスピードが遅くなるからです。
また、ステップ2の貯めるお金も少なくなって、一石二鳥!
一番手っ取り早いのは固定費の削減です。
- スマホを格安SIMに切り替える
- 無駄なサブスクは解約
- もっと家賃の安い所に引っ越す
- ガス・電気・ネットプランの見直し
- 契約中の保険の見直し
私は、上の5つを見直して月5万円以上削減できましたよ♪
私は会社を辞めてからも「節約は元の生活に戻らない為のおまじない」と考えています。
これから辞めようとするあなたなら「節約は、早くこの生活から抜け出す為のおまじない」と思ってみましょう。
今の環境から抜け出せると考えると、節約も俄然やる気がでますよ。
社会不適合者の人生に疲れた人が選びたい働き方
ここまで、社会不適合者過ぎて辛いなら、その仕事をやめれば良いと解説してきました。
単純に会社を辞めて、別の会社に転職すれば、社会不適合者という「洗脳」から解放される人もいるでしょう。
しかし、「職場を変えても変わらない」と感じてる人の方が多いかもしれません。
では、社会不適合者だと感じてる人はどんな働き方が向いているのでしょうか?
私が思う「生きやすい働き方」を3つに絞って紹介しますね。
正社員にこだわらない
派遣社員、業務委託、フリーランスなど、無理に正社員にこだわらないのは、選択肢のひとつです。
正社員だと、次のような苦手ポイントを心を殺して対応しなければならないからです。
- 苦手な上司や同僚に気に入られなければならない
- 得意じゃない仕事も無理してやらないといけない
- 働く時間も場所も固定されている
しかし、ずっと正社員で働いてきた人からすると、正社員の座を捨てるのは非常に怖いこと。
福利厚生や安定性だけでなく、ただ漠然と「働くなら正社員しかありえない」という思いを抱えてる人も多いでしょう。
正社員じゃなくなる = レールから外れたって考えがちですよね。
もちろん正社員に比べれば、派遣やフリーランスは不安定な仕事です。
会社に属して正社員として「無理なく働ける人」ならその方が良いと、今でも思っています。
それでも、自分が生きやすい環境で過ごす方が、結果的に心身ともに健康で働き続けられるからこそ、正社員の道にこだわらなくても良いと私は考えます。
正社員が悪!というわけではないですよ。それでも私は辞めてからの方が、ずっと幸せになりました。
人とのかかわりを減らす
社会不適合者だと感じてる人の多くは、コミュニケーションがとても苦手ですよね。
特に1対1よりも、複数人と関わることで、エネルギーを大量消費してしまう人がたくさんいます。
そのため、なるべく人とのかかわりを減らす仕事の方が良いです。
こんな仕事が向いている
- 警備員
- 清掃員
- データ入力
- WEBライター
- 動画編集者
- 翻訳家
これらの仕事はあまり人と話すことがありません。
とくに、③~⑥はフリーでも働ける仕事なので、飲み会のお付き合いや同僚・先輩への面倒なプレゼント、全社挙げてのイベントへの参加なども無くなります。
自分の心を殺して人付き合いする必要が無くなるので、本当に楽ですよ。
好きなこと・得意なことを仕事にしてみる
社会不適合者だと感じている人の多くは
- なんで他の人みたいに〇〇ができないんだろう…
- 同期の■■さんはあんなに成績が良いのに自分は…
このように、出来ないことや苦手なことばかりに目線が行ってしまいがち。
苦手なことを克服しようとするのではなく、あなたの好きなこと、得意なことを最大限に生かす方が、毎日が充実しますよ。
例えば…
プレゼン資料をパワポでまとめるのが得意なら、図解製作者という仕事も最近は人気です。
会議の議事録をまとめるのが得意なら、WEBライターがぴったり。
誰かのために尽くすのが好きなら、自宅で出来るオンライン秘書なんて仕事もあります。
このように、あなたの好き・得意に適した仕事は探せばたくさんあります。
私は文章を書くのが苦じゃありませんでした。
加えてソロキャンプや釣りが好きなので、アウトドア系メディアのライター業を主に請けています。
やりたくなことは、やらないと諦めて良いのです。
得意なこと、好きだと思えることを仕事にしてみると、一気に生き方が楽になりますよ。
【まとめ】社会不適合者の人生に疲れたなら今いる場所から抜け出そう
社会不適合者で疲れた…と感じているなら、今いる場所から思い切って抜け出すのが幸せまでの近道である、と解説してきました。
本記事のまとめ
- 今の職場環境とあなたの性格が「お前は社会不適合者だ」と洗脳してるだけかも
- あなたが楽になる為には今の職場から離れること
- 正社員以外の働き方だって「あり」と考えると選択肢が増える
- あなたの好き・得意に適した仕事は探せばたくさんある
苦手なことを無理して続けない。正社員にこだわりすぎない。
こんな考え方に急に切り替えるのはとても難しいことです。
自分の心を疲弊させながらも、今の仕事にしがみつく方が「今は」簡単でしょう。
でも、それであなたは本当に幸せですか?自分の心の声を無視していませんか?
ちょっとの勇気と準備で、「自分は社会不適合者なんだ…」という呪いから解放されます。
あなたが自分にとって生きやすい道を見つけるのに、この記事が参考になればとても嬉しいです。
あなたは社会不適合者じゃない。
違う環境なら、もっと楽に生きられるよ!