「怒られるのが怖くて質問したり、行動したりできない・・・」なんて感じることはありませんか?
仕事でミスをして怒られたことが頭から離れず、質問したり相談したりができなくなるのはHSPさんあるある。
中には「そんなの甘えだよね…」と落ち込んでる人もいるかもしれません。
安心してください!決して甘えではありません!
本記事では、HSPの方が「怒られるのが怖い」と感じてしまうのが甘えではない理由を解説。
さらに、怒られたことが頭から離れないときの対処法についても紹介します。
この記事を読み終えれば、怒られることへの耐性が身につくこと間違いなし!
本サイトの管理人:カザミと言います。
- 非HSS型HSPで社会不適合者の33歳・独身
- ブラック・ホワイト企業、どちらも経験するが長く続かず
- サラリーマンという生き方が合わないと気づく
- 会社に属さないフリーのWEBライターでそこそこ幸せに生きてる人
HSPが怒られるのが怖いと感じることは「甘え」じゃない
仕事で資料の作成ミスをして上司に叱られた…。
もうあの会社でやっていけいない…
この案件、スケジュールが遅れてる。
上司に相談するの怖いな…怒られそう…
このように、HSPさんは「怒られること=この世の終わり」のように捉えてしまいますよね。
でも、そう感じるのは決して「甘え」ではないので安心してください!
HSPさんが怒られることに敏感に反応してしまうのは、生まれ持った気質成長過程での教育環境によって形成されるものだからです。
HSPさんの気質
- HSPは生まれつき脳の感受性が高い
- 外部の刺激に対して強く反応する傾向がある
- 幼少期の経験や周囲の人間関係がその感受性に影響を与える
HSP気質は遺伝による影響が50%以上と研究で明らかにされているよ!
つまり、HSPは「怒られる」ことに敏感に反応しやすい気質を生まれた時から持っているということです。
「怒られるのが怖い…」と感じてしまうのは、決して「努力不足」「甘え」ではなく、根本的な生理的・環境的要因に基づいていることを理解しましょう。
HSPが「怒られるのが怖い」と感じてしまう心理
HSPの方は、HSPじゃない人に比べて「怒られるのが怖い」と感じてしまいがち。
怒られるのが怖くて「言いたいことを言えない」「聞きたいことを聞けない」などの悩みを抱えている方も多くいますよね。
このように感じてしまうのは、HSP独特の心理作用があるからです。
- 人格を否定されたように感じてしまう
- 悪意がなくても攻撃と捉えてしまう
- 「見捨てられるのではないか」と感じてしまう
- 恥ずかしいと感じてしまう
- 過去のトラウマがフラッシュバックする
この5つの心理について理解して、怒られることへの恐怖心を少しでも払拭しよう!
人格も否定されたように感じてしまう
HSPの人は、批判や指摘を受けると、それが自分の行動だけでなく人格そのものが否定されたように感じてしまうことがあります。
これは、HSPの性質である「自己肯定感の低さ」から来ているものです。
例えば
- 仕事のミスを指摘されると「自分はダメな人間なんだ」と思い込む
- 叱られる=「お前はダメな奴」と全否定されたと思う
誰かに注意されたり、少し指摘されただけなのに、酷く落ち込んだ経験がありますよね。
こうした感情を和らげるためには、怒られた内容が自分の行動に対するものであり、人格とは関係ないと考えるように意識することが重要ですよ。
悪意がなくても攻撃と捉えてしまう
HSPの方は、改善点を指摘されただけでも攻撃と捉えてしまう傾向があります。
例えば、軽い指摘や助言が批判や攻撃と感じられることも珍しくありません。
HSPさんはこう捉える
- ここの文章この方がいいかな。 → お前の文章は全然ダメ
- ●●さんの□□を参考にするといいよ。 → お前より●●さんのが頼りになるわ…
このように捉えてしまうのは、HSPさんの脳が防衛反応として相手の言葉を過剰に解釈してしまうから起きるのです。
怒られる、指摘されるのが怖いと感じるのは、攻撃をされて傷つくのが嫌だからと言えますね。
相手が本当に悪意を持っているかどうか、冷静に判断する視点を持つのが大切ですね。
「見捨てられるのではないか」と感じてしまう
怒られたり批判を受けたりすると、「このまま見捨てられるかもしれない」と感じるのもHSPの特徴。
これはHSPが、他人との関係を非常に大切にしており、他者とのつながりが失われることに対する恐怖が強いため起きる感情です。
- 上司に怒られた→クビと言われるかもしれない
- 彼氏に怒られた→別れを告げられるかもしれない
このように、HSPは「怒られた=見捨てられる」といった風に連想してしまうことから、怒られるのが怖いと感じてしまうのです。
繊細さんは、考えすぎなのは分かっているけれど、どうしても考えてしまうんですよね。
恥ずかしいと感じてしまう
HSPに限らず言えることですが、HSPは人前で怒られるのが恥ずかしいと感じてしまいます。
これも、他者からの評価に対するHSPさん特有の敏感さが影響しています。
人前で怒られると自分の欠点やミスを、皆さんにさらすようなものですからね。
自分が他者からどう見られているかを気にしすぎるあまり、言いたいことがあるのに言えなかったり、発言するのを諦めたりしてしまうのです。
過去のトラウマがフラッシュバックする
HSPは「怒られるかもしれない」と察知したときに、過去のトラウマがフラッシュバックすることがあります。
幼少期からHSPの気質を持っていると…
- みんなの前でひとりだけ叱られた
- バツとして廊下に立たされて他のクラスの人に笑われた
この様な場面が、心にトラウマを植え付け、そのまま成長してしまいフラッシュバックするのです。
上司に叱られるときも「他の人に笑われてるんじゃないか…」「馬鹿にされてるんじゃないか…」と過去のトラウマがよみがえります。
こうなることで、ますます「怒られる」ことへの耐性が減っていくのですよね。
怒られたことが頭から離れないときの対処法
HSPの方は怒られたことが頭から離れず、仕事が休みの日になっても、頭の中でグルグルしてしまうことがあります。
そんなときは、以下の方法を試してみてください
- 怒られたときの状況を客観的に見つめてみる
- ネガティブな気持ちを書き出してみる
- 共感してくれる人に相談してみる
- 自分の心を癒してあげる
これを実践すれば、不安が解消されて頭がスッキリしますよ。
怒られたときの状況を客観的に見つめてみる
怒られた自分を客観的に見てみましょう。
第三者から見たら、「怒られた内容は大したことがない」ということがほとんどです。
その場の感情に飲まれず、状況を客観的に分析することが重要です。
例えば、以下の質問を自分に投げかけてみましょう。
- 相手の指摘は事実に基づいているか?
- 自分の行動にどのような改善点があるか?
- 人格を攻撃されていると感じたのは感情的な反応ではないか?
こうした質問を通じて、冷静に自分の置かれた状況を見つめ直せば、過剰な感情反応を抑えられます。
怒られたことの9割くらいは、責任を重く感じる必要がないので安心してくださいね。
ネガティブな気持ちを書き出してみる
HSPは怒られたとき、相手の声や表情、周りの反応などの情報を大量にインプットして頭が混乱します。
怒られたことがモヤモヤして頭から離れないときは、ネガティブな感情を紙に書き出してみましょう。
書き出すことで、感情が整理され、頭の中がスッキリします。
質問例
- なぜ自分が怒られたのか?
- 自分がどのように感じたのか?
- その感情がどうして生じたのか?
このようにネガティブな感情をアウトプットすることで、冷静に対処できるようになります。
心理学的にも気持ちを視覚化するだけで、心がすっきりすると証明されているのでおすすめな方法です。
共感してくれる人に相談してみる
怒られて気持ちが落ち着かないときは、誰かに相談してみるのもオススメです。
他人に話すことで、自分が感じている感情が正当なものだと認識しやすくなり、気持ちが軽くなります。
ただし、共感してくれない人に相談しないよう注意してください。
HSPの症状は、非HSPからすれば想像以上のもの。
「気にしすぎだよ」なんて言われてしまうと逆効果に・・・
HSPの特性を理解してくれる人であれば、より安心感を得られるでしょう。
自分の心を癒してあげる
怒られた後、自分を責めるのではなく、自分自身を優しくいたわることが大切です。
リラックスする時間を作ったり、自分が好きな活動に没頭することで、感情の消化を助けます。
以下の方法で自分を癒してみてください
- 睡眠時間をたくさんとる
- 趣味に没頭する
- 散歩をする
実践すれば、心に余裕ができて、怒られたことで崩れた心のバランスを取り戻せますよ。
ちなみに、HSPと散歩の相性はバツグン!
HSPは五感に敏感で花の香りや鳥のさえずりなどに幸せを感じやすいからです。
HSPが怒られたことを引きずらない3つの環境づくり
「怒られたことをずっと引きずる」ことは、HSPの人にとって大きな負担です。
しかし、適切な方法で起こられたことを引きずらない環境にすることも可能…!
ここでは、HSPの特性を理解し、環境を変えることで恐怖を和らげる方法を3つ紹介します。
- HSPのことを知る
- 心配なことは準備と対策する
- 環境をガラリと変えてみる
怒られる恐怖心を克服できれば、他人軸ではなく、自分らしく生きていけるようになります。
HSPのことを知る
「怒られるんじゃないか」という恐怖心を克服するために、まずはHSPの特性を知ることから始めてみましょう。
HSPの強み・弱みを知ることで、繊細さんが普段から感じている「生きづらさ」を改善するためのヒントが見つかりますよ。
HSPさんについて知る方法
方法 | 利点 |
---|---|
HSP関連の書籍を読む | 詳細な知識が得られ、じっくり学べる |
カウンセリングを受ける | 個別のアドバイスがもらえる |
HSPのブログ記事を読む | 短時間で他人の体験やアドバイスが得られる |
HSPテストを受ける | 自己診断ができ、HSPの理解を深めるきっかけに |
自己理解を深めると、感情に振り回されにくくなり、怒られることへの恐怖も少しずつ和らいでいきます。
あなたがビクビクする原因がどこにあるのか?どのような対策をすればいいのか?などが少しづつ見えてくるでしょう。
心配なことは準備と対策する
HSPさんは「怒られること」に対して強い不安を抱きますが、その不安に対して準備と対策をしておくことで、安心感が得られます。
不安を感じる原因がわかっていれば、それに対処する具体的な行動を取れ、気持ちが少し楽になるからです。
不安への準備と対策方法
- 事前にミスを防ぐための準備をする
- 例:仕事でのミスが心配なら、チェックリストを使って確認する。
- フィードバックを求める
- 例:上司や同僚に事前にアドバイスをもらい、改善点を先に確認する。
- 怒られる場面をシミュレーションする
- 例:どんな指摘を受けても冷静に受け止められるよう、頭の中で想定しておく。
- 自分にできる範囲のベストを尽くす
- 例:完璧を求めすぎず、できる範囲で最善を尽くすことを意識する。
こうして、事前に対策することで、怒られることに対する過剰な不安を抑え、自信を持って行動できるようになります。
準備がしっかりしていれば、万が一怒られたとしても、冷静に対応できますね。
環境をガラリと変えてみる
HSPの人は、もともと会社という環境に苦手な要素がたくさん。
苦手な要素がたくさんあることで、集中力が下がりパフォーマンスも落ち、その結果、怒られてしまうのです。
HSPさんは以下のような環境が苦手
- お昼休憩の他愛のない会話
- 人に見られながらの仕事
- 騒音や匂いなどの五感を刺激する環境
- 過度な労働・残業
- スピードとマルチタスクが求められる
そのため、次のように環境をガラリと変えることで、怒られる機会やストレスを減らせますよ。
方法 | 具体例 | 効果 |
---|---|---|
人との関りが少ない職場に変える | フルリモートワークに転職 | 人間関係のストレスを軽減 |
静かで集中できる環境に変える | 自宅やカフェなどで出来る仕事をする | パフォーマンスが上がり、ミスが無くなる |
自分のペースで進める仕事に変える | フリーランスになる | 疲労感やストレスを予防 |
環境を変えるだけで、心の負担が大きく軽減されます。
このように、日々の環境や行動を少しずつ改善することで、HSPの特性に合わせた生活ができ、怒られること自体を減らせますよ。
HSPでお悩みの方におすすめな仕事はWEBライター
ここまで、HSPさんが怒られるのが怖いと思ってしまう克服方法について紹介しました。
しかし「そう簡単に、フル在宅とかフリーランスなんてなれないよ…」
このように感じた方も多いですよね。
そんな方にこそ挑戦しやすいおすすめの仕事があります!
それは、WEBライターです。
なぜHSPにオススメなのかというと、一つ前の項目「環境をガラリと変えてみる」で解説した
- 人との関りが少ない職場に変える
- 静かで集中できる環境に変える
- 自分のペースで進める仕事に変える
これら全てを満たせるからです。
- クライアントともテキストベースのみでやり取りで無駄な人間関係がない
- パソコンさえあれば、在宅で仕事ができるのでストレスが少ない
- 納期さえ守れば、自分の好きなペースで進められる
「自由」に仕事ができるのは、WEBライターの強みです。
難しい技術や、資格がいらないので、日本語さえ書ければ、気軽に始められます。
WEBライターを始めるのはそんなに難しくはありません。
くわしくは、WEBライターの始め方7ステップ!搾取されないための準備とスキルが大切をご覧ください。
【まとめ】HSPが怒られると引きずるを克服する方法はある
本記事では、「怒られるのが怖い」と感じているHSPの方の、恐怖を克服する方法について解説しました。
本記事のまとめ
- HSPが怒られるのが怖いと思うのは「甘え」ではない
- 怒られたことが頭から離れないときはアウトプットをしてみる
- 怒られたら反省するのではなく、自分を癒してあげよう
- 今の環境に限界を感じたら我慢をせずに環境をガラリと変えてみる
HSPの人が「怒られるのが怖い」と感じることには、遺伝的な気質や過去の経験が影響しています。
甘えではなく、自分の感受性に向き合って適切に対処することで、より安定した心を保つことが可能です。
少しずつ自分を理解し、無理なく前向きな変化を目指していきましょう。