HSPさんは仕事でもストレスを感じやすくて、悩むことが多いですよね。
どの仕事も続かない…私がなじめる会社ってあるのかな?
自分だけが居心地の悪さを感じているように思えて、不安に思う人もいるのではないでしょうか。
結論
心地よく働くには、「環境」と「働き方」を見直してみましょう!
本記事では、HSPさんが働きやすい職場の特徴と見つけ方を解説します。
HSPの強みを活かせる仕事は幅広く、心地よく働ける環境さえ整えば活躍できるんです。
具体的な仕事も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
本サイトの管理人:カザミと言います。
- 非HSS型HSPで社会不適合者の33歳・独身
- ブラック・ホワイト企業、どちらも経験するが長く続かず
- サラリーマンという生き方が合わないと気づく
- 会社に属さないフリーのWEBライターでそこそこ幸せに生きてる人
HSPが働きやすい職場の5つの条件
HSPさんが毎日心地よく働くには、自分の気質に合った職場を選ぶことが大切です。
今まで職場がつらかったのは、あなたが「ありのままの自分」でいるには居心地が悪い職場だったから。
刺激が少なく自分のペースで仕事ができる職場なら、HSPの自分のままで居やすいです。
HSPさんが働きやすい職場とは…
- 関わる人がいつも同じ
- 穏やかで静かな雰囲気
- 自分のペースで働ける
- 適度な業務量でワークライフバランスが整っている
- クリエイティブな仕事ができる
真面目で頑張り屋なあなたは、職場に自分を無理やり合わせようとして疲れていませんか。
自分の特性を受け入れてあげて、働きやすい職場を選びましょう。
関わる人がいつも同じ
仕事で関わる人が変わらない職場は、働きやすくてオススメです。
HSPさんにとって、人とのコミュニケーションは刺激が多くて疲れやすいもの。
さらに初対面だと、相手の気持ちが想定しづらく神経が張り詰めてしまいます。
オススメ
- 固定のお客様とやり取りする仕事
- 少ない人数でチームを組んで進める仕事
こうした固定メンバーと進める仕事であれば、相手の考えや言動を先読みしやすいですよね。
関わる人が一定の職場なら、気をつかうストレスが少なくて安心できるんです。
穏やかで静かな雰囲気
在宅勤務のように、1人でじっくり取り組める環境は、HSPさんにとっては安心できて居心地の良い職場です。
HSPさんは周りの音や情報にとても敏感で、気になって落ちついて仕事ができないからです。
集中力を妨げる情報たち
- 他人のやり取りの声
- 電話のコール音
- キーボードを打つ音
- お弁当のにおい
また、共感力が高いため、他人の感情を自分ごとのように受け止めてしまいます。
職場で他人への怒り声を聞くと、まるで自分が怒られているかのように落ち込んでしまうことがありませんか?
上下関係やノルマが厳しくない職場であれば、人間関係も穏やかな雰囲気になりやすいですよ。
なるべく静かな場所で集中できるように、職場選びでは雰囲気を重視しましょう。
自分のペースで働ける
HSPさんにとって大切なのが、自分のペースを保てること。
厳しい監視やルールのもとで働くのは、人目やミスを気にするHSPさんにとって強いストレスとなってしまいます。
▽仕事のペースをコントロールしやすい仕事には、以下のような特徴が挙げられます▽
- 1人で黙々と作業できる
- 自分で適度に休憩が取れる
- フレックス制度がある
他人の視線がない職場や時間の融通がきく職場だと、周りに合わせる必要がありません。
焦らず自分のペースで働ける職場なら、HSPさんはリラックスできるんです。
適度な業務量でワークライフバランスが取れる
ワークライフバランスが取りやすい職場もおすすめです!
HSPさんは日頃から刺激を多く受け取って疲れやすいため、リフレッシュする時間が必須。
ですが業務量が多い職場だと、残業や休日出勤が多く発生しがち。
プライベートの時間が少ない生活が続くと、HSPさんは疲弊して仕事の効率も落ちてしまいます。
仕事中は、いつも周りに気を配っているHSPさん。
適度な業務量の職場で、自分も労る時間を確保することで心の健康を保ちましょう。
クリエイティブな仕事ができる
HSPさんは、クリエイティブな仕事の職場にも向いています。
例えば…
- デザイン
- 文章作成
- アート創作
- 動画制作
こうしたものづくりは、HSPの深い思考力と豊かな感受性を活かせます。
独立してプロジェクトを進めたり、フリーランスのように自分のペースで活動したりも可能です。
クリエイティブ系の仕事なら1人で集中して作業がしやすいので、働きやすいですよ。
HSPが避けるべき職場の3つの共通点
自分の能力をまったく活かせない職場は、HSPさんは避けた方がベターです。
どんなに素晴らしい個性を持っていても、居場所によっては裏目に出てしまう場合があります。
- 接客で焦ってしまうから、仕事ができない
- 素早く仕事をこなせないから、仕事ができない
あなたは、自分のことをこんな風に責めていませんか?
能力を活かしづらい仕事だと、自分に厳しいHSPさんは「私は何やってもダメだ」と極端に責めてしまいます。
苦手なことが目立って見えるし、得意を発揮できる機会がなければ無いほど誤解してしまうんですよね。
自信をなくしてしまう前に、苦手分野で戦わざるを得ない職場は避けましょう。
ここからは、特に避けたほうが良い職場を3つ紹介します。
顧客対応が多い
多くのHSPさんが苦手に感じるのが、接客や電話など顧客対応が多い職場です。
HSPさんは、人の言動や表情から気持ちを察知するのが得意。
ですが多くの人と関わると、相手の感情に振り回されて疲れてしまいます。
- 接客でクレームを受けた
- 相手に完璧な受け答えができなかった
うまく対応できないと、帰宅しても何度も思い出して落ち込んでしまいませんか?
一人ひとりに丁寧に向き合いたいHSPさんにとって、不特定多数の人に対応する仕事は大きなストレスです。
接客が多い職場は避けた方が、ストレスを抱え込まずにすみますよ。
ノルマがある
ノルマがある職種だと、失敗を恐れるHSPさんはプレッシャーを強く感じてしまいます。
競争も起きやすいため、HSPさんは他人と比較して大きな不安を抱えがち。
「達成できなかったらどうしよう?」
「あの人はもう達成できてる!」
こうして自分でどんどん追い込んで焦ってしまうのです。
ノルマのある職場では、成果が評価項目として重視されやすいです。
そのため評価をいつも気にして、必要以上に落ち込むことも。
落ち着いて本来のパフォーマンスを発揮できるように、ノルマ重視の職場は避けましょう。
移り変わりの早い仕事
HSPさんが仕事をつらく感じる職場の特徴として、移り変わりの早さが挙げられます。
完璧主義で細かいところまで考えるのが得意なHSPさん。
一つひとつの仕事を慎重かつ丁寧に仕上げる代わりに、時間がかかる傾向もあります。
HSPさんは苦手
- 頭を素早く切り替えて仕事をさばく
- 一つひとつの判断に時間をかけない
- とにかく早く、多くタスクを処理する
移り変わりが早い職場だと、スピード感やマルチタスクを求められる場面が多いです。
HSPさんは苦手な対応を迫られ、「自分は適応できない」「周りの人より遅い…」と感じてしまいます。
素早い対応をしていく職場は避けた方が、心穏やかに仕事を進められますよ。
HSPが合わない職場に居続けると起こること
自分が周りに合わせれば何とかなるはず!
そう思って我慢しながら働き続けるのは、とても危険。
合わない職場で耐え続けると、HSPさんはどんどん自分を追い詰めてしまうからです。
我慢して続けるリスク
- 一人でストレスを抱え込む
- パフォーマンスが低下する
- 自己否定感がどんどん強くなる
HSPさんは他人を頼るのが苦手なので、自分でどうにか対処しようとします。
仕事で悩みを抱えていても、「忙しそうだから相談するなんて悪いな…」とためらってしまうんです。
結果、一人で我慢する道を選んでしまい、ストレスをため込んでしまいます。
そして、負担が大きい環境に居続けると心身が疲れて、パフォーマンスを十分発揮できなくなります。
パフォーマンスが発揮できないと、とにかく自分を責めてしまうのがHSPさんの陥りがちな思考。
「自分の能力が低いから仕事ができない」と自分を非難してしまうようになります。
つまり、「①一人で抱え込む→②パフォーマンスが落ちる→③自己評価が下がる」の負の連鎖が続くのです。
職場が合わないのは、甘えではありません。自分の心を守ってあげてくださいね。
日々耐えて自己嫌悪に陥っているなら、それは心身が追い詰められている危険信号かもしれません。
HSPが働きやすい職場を見つける3つのヒント
また仕事探しに失敗したらどうしよう…
今まで仕事で悩み続けたHSPさんは、自分に合う職場が本当に見つかるか不安になっているかもしれません。
でも、見つけ方のコツを押さえれば大丈夫です!
次の3つを意識してみましょう
- 苦手なことから適職を考えてみる
- リモートワークが可能な仕事を探す
- 正社員以外の働き方も検討する
3つの共通点は、苦手なことを克服するよりも「得意なことを伸ばせる環境」を探すということ。
あなたが心地よく安心できる環境は、必ずあります。
3つのコツを詳しく解説するので、参考にしながら働きやすい職場を探してみましょう。
苦手なことから適職を考えてみる
適職を探すのにオススメなのが、「苦手なことから得意を見つける」方法です。
自分の得意・好きから仕事を探しましょう!とよく言われますが、自信がなくて自分に求める基準が高いHSPさんには、ちょっと難しい。
だからこそ「得意はないけど、苦手ならいくらでも言える!」そんなあなたにオススメの方法です。
苦手を裏返して、得意を探してみましょう。
例えば、本記事で紹介した「避けるべき職場の特徴」を裏返してみましょう。
避けるべき職場の特徴
- 接客が多い仕事
- ノルマの厳しい仕事
- スピードとマルチタスクを求められる仕事
これをひっくり返すと、「接客やノルマがない部署で、1つの業務にじっくり取り組む仕事」が考えられますね。
あなたにとって、得意な環境であることが見えてきませんか?
今の職場で苦手なこと・嫌なことを書き出してみると、自分に合う環境や条件が発見しやすくなりますよ。
リモートワークが可能な仕事
働く環境から適切な職場を考えてみるのも、一つの方法です。
もくもくと集中可能なリモート環境を選択できる仕事を探してみましょう。
黙々と作業に取り組める集中力は、HSPさんの強みです。
オフィスの雑音や人目を気にする必要がなくなるため、落ち着いて集中できるようになりますよ。
リモートワークはHSPさんにとってぴったりな環境といえます。
正社員以外の働き方も考えてみる
HSPさんの中には、正社員という働き方が向いていない人も沢山います。
正社員に向かない理由
- 昇進やプロジェクトの責任などプレッシャーがかかるから
- 長時間労働・残業が当たり前にあるから
- チームや上司など人間関係が負担だから
- 働く時間や場所・ペースが制限されるから
派遣やアルバイトなど、労働時間の融通が利き、責任が軽めの働き方も選択肢に入れてみましょう。
自分のペースで仕事ができてパフォーマンスも発揮できます。
正社員よりも業務の幅が限定されるため、プレッシャーが比較的小さいというメリットもありますね。
さらにフリーランスなら、働く場所・相手も自分で選択できるようになります。
正社員では解決しづらい悩みを抱えているなら、正社員以外の働き方も考えてみてくださいね。
HSPと相性が良い仕事5選
HSPさんの気質に合う仕事って、実はたくさんあるんです。
HSPさんの得意
- 他者への思いやり
- 豊かな感受性と表現力
- 1人でコツコツ集中
HSPさんには、こうした才能がたくさんあります。
相性が良い仕事につけば、心地よく働きながら活躍することができますよ。
ここでは、HSPを活かせる具体的な仕事を5つ紹介します。
カウンセラー
人の悩みを聞いて一緒に解決していくカウンセラーの仕事は非常に相性が良いです。
相手の心に共感するのが得意なため、抱えている悩みに寄り添えます。
また、カウンセラーは多くの場合、大人数ではなく1対1でじっくり話をします。
対人系の仕事でも、少人数で深掘りしていくのは得意に感じるはずです。
- キャリアカウンセラー
- スクールカウンセラー
など、自身の専門・興味を活かした活躍ができますよ。
誰かの役に立ちたい気持ちの強いHSPさんにとって、カウンセラーはやりがいのある仕事といえます。
デザイナー
豊かな感受性と多面的な視点を持つHSPさんには、クリエイティブな仕事が向いています。
先読みするクセがあるHSPさんは想像力が豊かな人が多く、独自のアイデアを生み出すのが得意です。
中でもデザイナーは、働き方の面でもHSPさんにとって心地よい職業です。
1人で黙々と考えながら創作するため、他人の目を気にすることなく仕事に集中できます。
デザインに興味のある人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
プログラマー
実はHSPと相性の良い仕事として、プログラマーも挙げられます。
- 論理的思考
- 正確さ
- 集中力
こうした資質がプログラマーには求められるため、HSPさんの得意を活かしやすいのです。
基本的に一人でパソコンに向かって作業を進めるため、人との関わりが少なく静かな環境で仕事に向き合えます。
またプログラミングは、解決策を自分で調べて進めていくことが欠かせません。
1人でコツコツ深掘りするのが好きなHSPさんには、ピッタリな仕事なのです。
ブリーダー
動物に触れるブリーダーは、HSPさんが心地よく働きやすい仕事のひとつです。
対人関係のストレスが少なく、動物に心を癒してもらえます。
子犬や子猫の成長をそばで見られるので、やりがいを感じられますよね。
小さな変化に気づけるのは、人間だけでなく動物相手でも同じ。
体調の変化も早めに察知して適切な飼育に役立ちます。
ブリーダーは大切な命を預かるお仕事ですが、HSPさんの責任感の強さを活かして活躍できる職業です。
WEBライター
WEBライターは、HSPさんにとてもおすすめ。
コピーライターや取材ライターなどライターという職業は幅広くありますが、特に働きやすいのがWEBライターです。
WEBライターがおすすめな理由
- HSPさんの強みを発揮しやすい
- 時間・場所が縛られない
- フリーランスで活動しやすい
ライターが書く記事は、読者の疑問や悩みに寄り添う文章が求められます。
相手の目線に立って、繊細な気持ちを汲み取るHSPさんの強みを発揮できるのです。
自分のペースで仕事を進められる点も魅力。
在宅勤務やフリーランスなど自由な働き方を選べるので、本当に働きやすいですよ。
難しい技術や、資格がいらないので、日本語さえ書ければ、気軽にはじめられます。
くわしくは、WEBライターの始め方7ステップ!搾取されないための準備とスキルが大切をご覧ください。
【まとめ】HSPが働きやすい職場のカギは「環境」と「働き方」
本記事では、HSPさんが心地よく働ける環境や働き方について解説してきました。
本記事のまとめ
- 合わない職場に居続けると、自分を追い詰めてしまうリスクがある
- 今苦手なことから、強み・適職を探してみよう
- 在宅やフリーランスなど、働き方を変えてみるのもおすすめ
仕事は毎日のことなので、なるべく自分に合う環境で過ごしたいですよね。自分の心を犠牲にしてまで我慢を続ける必要はありません。
HSPさんの気質を強みに変えられる職場は、必ずあります。
HSPである自分をそのまま受け入れて、心地よくいられる職場を見つけましょう。